昨年はコロナ禍であまり出かけることもできず、家や近所で楽しむことを見つけられた方も多いと思います。
私は大河ドラマの“麒麟がくる”をとても楽しみにしていました。
元々歴史がそんなに得意ではないのですが、明智光秀の生まれが岐阜県ということで、近所が舞台になるなら見ておきたい、と思ったのが最初でした。
歴史上の戦いも愛知県や岐阜県の地名は出てきますが、誰と誰が、ましてやどんな意味があってどんな気持ちで戦ったかなどはさっぱりわかりませんでした。
歴史上の出来事と明智光秀や織田信長の心の動きが一緒にリンクしている描写がすばらしく、毎週楽しみに見ていました。
歴史を点と点で覚えていた私に明智光秀の思いという線を与えてくれたのがこのドラマです。
2月に最終回を迎えたときは光秀ロスに陥りまして、あわててゆかりの地を巡り心を落ち着けていました。
今回は、「麒麟がくるゆかりの地を巡る旅~其の1~」として、麒麟がくる岐阜大河ドラマ館に行ったときのことをお伝えします。
麒麟がくる岐阜大河ドラマ館は岐阜城の麓にある岐阜市歴史博物館の2階にありました。
車で行ったのですが、駐車場が分からず市街地に向かう道沿いの駐車場に停めると、なんと隣は斎藤道三の菩提寺「常在寺」でした。
ドラマ館の館内には、明智光秀の青年期の衣装や斎藤道三の衣装が展示してありました。
中でも、町屋の再現された展示は当時の職人さんの技などが見られて楽しかったです。
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この写真はお店の外に濡れ縁を出したり畳んだりできる仕掛けで、本当に滋賀県の街並みの中に同じものがありました。
斎藤道三の甲冑や織田信長の甲冑の展示もありましたが
私はやっぱりこれでしょう
明智光秀の甲冑を着た気分になれるプリクラで遊んでみました。
(プリクラが出てこず、隣にいるスタッフに「女子高生が駅前で撮るやつなんだっけ?」と聞きましたが。汗)
展示で衣装デザインを映画監督の黒澤明さんの娘の黒澤和子さんがされていることも知り、もっといろいろ知っていたらドラマもまた違った楽しみがあったかなと思いながらドラマ館を後にしました。
まだ後ろ髪をひかれる思いの私は、ドラマ館のある公園内でお抹茶をいただき
今度は金華山を歩いて登りたいと思いながら帰ってきました。
お土産はこちら。桔梗紋の入った美濃焼の湯のみです。
心を落ち着けたい時にこちらの湯飲みでお茶を飲むことにしています。
戦国時代はいろいろな登場人物がいて覚えきれなかったのですが、明智光秀のおかげで前の時代後の時代と広がりをもって考えられるようになりました。
それだけでなく、先の見えない時代の不安感は今の時代にも通じるものがあるように思います。
歴史上の人物も一人の人間として悩み、考えていった訳ですが、今の私たちよりもこれをやろうと決断する時は勇気が必要だったかと思います。
ひとつ間違えたら自分も家臣も死んでしまうかもしれないなんて考えただけでも恐ろしいです。
でも、その決死の覚悟の後を私たちは歩んでいるのだと思ったら歴史が楽しくて仕方なくなってきました。
この後もまたゆかりの地を巡ってしまいます。続きは其の2で。
最後までお読みいただきありがとうございます。