金木犀の香りがしてくると秋を感じる方も多いと思います。
私の金木犀の思い出は小学校の通学路です。


きれいに刈り込まれた生垣。
その横にわたしの背丈より少し大きい金木犀の木がありました。
普段は気づかないのですが、時期にふと目を向けると金木犀の小さい花が咲いていたのを覚えています。

生垣はその家のおじいさんが手入れをされていて、いつもきれいに刈り込んでありました。

白髪の髪を束ねたおばあさんはやさしい笑顔でした。

今、その金木犀は見上げるほど大きくなって、今年も小さい花をたくさんつけていました。

生垣を手入れされていたおじいさんも、笑顔のおばあさんももういないですが、金木犀は同じ場所にあります。

先日、お家の相談に来られた方が“変わらない風景の場所に住みたい”とおっしゃっていました。

風景はいろいろな事情で変わっていきますが、子どもの頃に見ていた木を今も見られるということは幸せなことなのかな、と思います。

家を建てる時も、変わらない風景の一つとして残していけるものをつくっていきたいです。