「どうして小学校に行かないといけないの?」
小学校に通い始めた長男からこんな質問がありました。
集合場所まで送っていっても帰ってきてしまうので、仕方なく小学校まで一緒に行っていた時のことです。他の子は元気に自分でランドセルを背負って歩いているのに何でうちの子だけと思ったものでした。
教室までついていって、わが子が落ち着いて席に座るのを見届けてから帰ってくるのが日課でした。ほどなく、自分で学校に行けるようにはなりましたが、宿題ができなくて、できるようになったのは六年生になってからでした。
成人した長男に「あの時はなぜあんな質問をしたの?」と尋ねたら、「保育園と小学校の違いに戸惑っていたのだと思う」とのことでした。大人の私たちの都合で当たり前と思っていることも、腑に落ちなければできないという子供の気持ちもあるということを、長男を通して知ることができました。
そんな長男も今年の春、就職します。今度こそ、「なんで働かなければいけないの?」と聞くことなく自分の意志で進んで行ってほしいと思います。
・・・冒頭の写真は息子が通った北海道の焼肉屋さんに連れて行ってもらった写真。以下の写真は北海道の風景です。