家というと育った場所を思い浮かべるという方も多いのではないでしょうか?
私が育った家は平屋で居間と仏間がつながっていて、その前に縁側があるという間取りでした。親戚も仕事関係の集まりもその二部屋を開け放って使い、普段は8畳の居間で集まって過ごしていました。
使用頻度の高い居間のサブスペースとして縁側が大活躍。
とりこんだ洗濯物置場、梅干を干すときの仮置き、日曜日には縁側で新聞のクロスワードパズルをすることを楽しみに。縁側の向こうには木があり、その木までが家の空間だと思っていた気がします。
平屋は地面に近いので、条件が整えばいろいろな窓から近くに緑を望むことができます。その緑までが家の空間だと思うと、家自体は小さくても豊かに暮らすことができることができるのではないでしょうか?