帰る場所

久しぶりに見た大河ドラマ「麒麟が来る」。戦国時代を生きた武将の生涯を一年通して見たのですが、初めて戦国武将も一人の人間だったのだ、ということに気づきました。

ドラマの中、光秀の生まれ育った家に造られたのは、「“あの庭に帰りたい”と常に思う、“安らぎを感じる質素な庭”」だったそうです。(庭師 北山安夫さん)

戦国時代、生きて帰ってこられるか分からないからこそ家に安らぎを求めたいのではないか、という考え方がどこか現代の私たちにも当てはまる気がしました。

コロナ渦の今、ただただ忙しい毎日を送るだけではなく、近くにあるものをもう少し見つめなおす機会をいただいた、そんな風に考えてみてはいかがでしょうか。

家の窓から見える桜並木

おばあちゃんが植えた草花

料理をするときに見える青い空

季節によって違う風の音

これがあるから落ち着ける。そんな場所があるならば大切にしていって欲しいと思います。でも、もしないのなら、探されてみてはいかがでしょうか。

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