最近、無性に畑がしたい。

子供の頃、風の吹きさらしの中、畑仕事をする母の傍らでひたすら土を掘っていた自分を思い出す。

畑の仕事をしたことがないので、全くの素人のため無謀以外のなにものでもないけれど、採れたてのネギのつんとした香りや、いきいきとした大根の皮の感触は、母のおかげでいまも体に残っている。

家の周りを一周したら今日食べるものがあらかた手に入るという暮らしを思い描いてみる。

お味噌汁のネギが採れたて、サトイモが柔らかい。
それは理想かもしれない。

畑をするなんてそんなに甘いものじゃないという声が聞こえてきそう。

でも食べるものを自分のできる範囲で作ること、旬を味わうということはとても自然なことなんじゃないか。

プランターに水もやれない私の言うことじゃないけれど。

有言実行。

今年は畑を始めます。

    前の記事

    歩くはやさで

    次の記事

    窓はストーブ